Oh No, Not My Baby  Merry Clayton Rehearsal & Recording (1972)  映像




Merry Clayton : Vocal
Carole King : Piano, Harmony Vocal
Unknown : Keyboards
David T. Walker : Guitar
Wilton Felder : Bass
Unknown : Percussion
Unknown : Drums

Lou Adler : Producer

1. Oh No, Not My Baby [Gerry Goffin, Carole King] (Imcomplete)

メリー・クレイトンのシングル盤「Oh No, Not My Baby」1972 G11 全米72位のリハーサル、レコーディング風景の動画がYouTubeに投稿され、それによりノンクレジットだった同曲につき、キャロルキングがピアノとハーモニー・ボーカルで参加していることが確認できた。

リハーサルは、スタジオでキャロルがピアノを弾きながらメリーに歌唱指導をつけている。キャロルのピアノ伴奏でメリーが歌い、キャロルが歌い方に注文を入れる。そしてキャロルが歌い、メリーが合わせるという大変面白いシーンで、合間に見せるキャロルの表情が本当に魅力的。

レコーディングでは、最初「My friends told me」と歌うべきところを「My mama told me」とやってしまい、NGが出て、メリーがぶつぶつ呟きキャロルが笑う場面が秀逸。演奏再開後、コントロール・ルーム内で髭をはやし帽子を被ったルウ・アドラーの姿が写る。切々と歌うメリーのクローズアップ、コーラスでハーモニを付けるキャロルの姿。その間メリーのそばでベースを弾くウィントン・フェルダーが見える。16チャンネルのテープレコーダーがまわり、マルチトラック・ミキサーが写った後、デビッド T. ウォーカーのギター・ソロのシーンになる。ここでの演奏はレコードとは異なる内容で、ブラスやストリングスも入っていない別テイクになっている。演奏の途中で動画は終了。最後までやってくれれば、もっとうれしかったけどね........。収録時期はシングル発売と同じ1972年としたが、実際はアルバム「Merry Clayton」 G11と同時期の1971年かもしれない。

当時の録音風景を捉えた大変貴重な動画。

[2023年3月作成]


 
Zellerbach Hall, Berkley, CA  [Crosby & Nash] (1975)  音源
 



David Crosby: Vocal, Back Vocal, Guitar 
Graham Nash: Vocal, Back Vocal, Guitar, Harmonica
Carol King: Vocal (3, 4, 5, 6)
Danny Kootch: Electric Guitar
David Lindley: Slide Guitar, Violin
Tim Drummond: Bass
Russell Kunkel: Drums

1. King Of The Mountain [Crosby]
2. Triad [Crosby]
3. Carry Me [Crosby]
4. High Out Of Time [King]
5. Wind Of The Water [Nash]
6. I'll See You In The Spring [King, Goffin]

7. Take The Money And Run [Nash]
8. And So It Goes [Nash]
9. Lowdown Payment [Crosby]
10. Military Madness [Nash]
11. Wooden Ships [Crosby]

赤字: キャロル参加曲

写真下: 2020年にキャロル本人がフェイスブックに投稿した当日の写真

Live At Zellerbach Hall, Berkeley, CA, on Novemeber 24, 1975

1974年に行われたクロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングのツアーは内容的に失敗に終わり、メンバー間の確執により企画されていたアルバム制作も没となった。その結果クロスビーとナッシュは二人で活動することとなり、翌1975年9月に発売されたアルバムが「Wind Of The Water」G23だ。アルバムのプロモーションとして彼らは米国ツアーを実施し、10月31日のマイアミのコンサートから、アルバムに参加していたキャロルがゲスト出演するようになった(ローリングストーン誌 1976年1月1日号より)。

ゼラーバッハ・ホールはカリフォリニア大学バークレイ・キャンパスにある多目的ホールで、本音源は放送用のサウンドボード録音であるが、音質はまあまあといった感じ。コンサートの中盤〜終盤部分を切り取ったもので、クロスビーのソロによる 2.「Triad」の後、オーディエンスの大喝采を浴びてキャロルが登場し 3.「Carry Me」を一緒に歌う。伴奏は二人のアコギとクレイグ・ドルギーのピアノのみ。次にコンサートの時点では未発売だったアルバム「Throughbred」C10 (1976年1月発売)から4.「High Out Of Time」をキャロル歌い、二人が美しいハーモニーを付ける。ピアノはキャロルが弾いているように聞こえるが、クレイグかもしれない。ヨット・セイリング中にクジラを見た経験を語って歌われる5.「Wind Of The Water」は、ピアノ以外にストリングスのキーボードの音が聞こえるが、誰が弾いているかは不明。続く「I'll See You In The Spring」は、資料によると3人の共作とあるが、キャロルは「ジェリー・ゴフィンと書いた曲で、グラハムがリードをとる」と紹介している。しかしキャロルのディスコグラフィーの「Songs」には同タイトルの曲の掲載はなく、その後正式録音もされなかったため、謎の存在となっている。またこの曲でもピアノ以外にオルガンの音が聞こえるが、キャロルが投稿したステージ写真では彼女が二人の間に立って歌っているので、奏者についてはわからない。なお 3.「Carry Me」、5.「Wind Of The Water」はレコードではジェイムス・テイラーが歌っていて、これらはおそらく前述のCSNYのアルバム・レコーディング用に3声での歌唱でアレンジされていたためと推定される。

他の曲について。演奏曲の初出は以下のとおり。番号の次のアルファベットは作者(N=ナッシュ、C=クロスビー)。

Crosby Stills & Nash 1969: 11C
4-Way Street (CSNY) 1971: 2C
Songs For Beginners (Graham Nash) 1971: 10N
Wild Tales (Graham Nash) 1973: 8N
Winds On The Water 1975 : 3C, 5N, 7N, 9C
Crosby-Nash Live 1977 (2000 Re-Released Bonus Track) : 1C

1.「King Of The Mountain」は正式録音されず、「Crosby-Nash Live」1977の 2000年再発盤にボーナス・トラックとして初収録された。クレイグ・ドルギーの長いピアノ・ソロが聴きもの。7.「Take The Money And Run」、8.「And So It Goes」、10.「Military Madness」などナッシュのイメージとしてはきつい感じのボーカルの曲があり、バックも負けずにハードなサウンドで迫っている。 なお曲目的には、下述のアナハイムの音源と比較して 8.「And So It Goes」以外は重複している。

アルバム「Wind On The Water」1975、「Throughbred」1976とならぶ、両者の交流を捉えた貴重な音源。

[2025年1月作成]


Convention Center, Anaheim, CA  [Crosby & Nash] (1975)  音源 
 
David Crosby: Vocal, Back Vocal, Guitar 
Graham Nash: Vocal, Back Vocal, Guitar, Harmonica
Carol King: Vocal (12, 13, 14, 15)
Danny Kootch: Electric Guitar
David Lindley: Slide Guitar, Violin
Tim Drummond: Bass
Russell Kunkel: Drums

1. Preroad Downs [Nash]
2. Immigration Man [Nash]
3. The Lee Shore [Crosby] (Imcomplete)
4. Love Work Out [Nash}
5. Lady Of The Island [Crosby]
6. Southbound Train [Nash]
7. Simple Man [Nash]
8. Our House [Nash]
9. Guinnevere [Crosby]
10. King Of The Mountain [Crosby]
11. Triad [Crosby]
12. Carry Me [Crosby]
13. High Out Of Time [King]
14. Wind Of The Water [Nash]
15. I'll See You In The Spring [King, Goffin]

16. Take The Money And Run [Nash]
17. Lowdown Payment [Crosby]
18. Military Madness [Nash]
19. Wooden Ships [Crosby]
20. Deja Vu [Crosby]
21. Teach Your Children [Nash]

赤字: キャロル参加曲

Live At Convention Center, Anaheim, CA, on Novemebrr 26, 1975

 
バークレイの二日後に行われたコンサートの音源。オーディエンス録音で音質はまあまあであるが、2時間5分21曲の長時間だ。キャロルが出演する4曲はバークレイとほぼ同じ内容。

演奏曲の初出は以下のとおり。番号の次のアルファベットは作者(N=ナッシュ、C=クロスビー)。

Crosby Stills & Nash 1969: 1N, 5C, 9C, 19C
Deja Vu (CSNY) 1970: 8N, 20C, 21N
4-Way Street (CSNY) 1971: 3C, 11C
David Crosby & Graham Nash 1972: 2N, 6N
Songs For Beginners (Graham Nash) 1971: 7N, 18N
Winds On The Water 1975 : 4N, 12C, 14N, 16N, 17C
Crosby-Nash Live 1977 (2000 Re-Released Bonus Track) : 10C 

デュオ→ナッシュのソロ→クロスビーのソロ→キャロル参加→デュオという展開で、ダニー・クーチ、デビッド・リンドレー、クレイグ・ドルギー等のプレイもたっぷり楽しめる。オーディエンスの拍手・歓声が物凄く、当時彼らがいかに人気があったかがよくわかる。

[2025年1月作成]


The Merv Griffin Show (1982)  映像 
 
Carole King: Vocal, Piano (1,3), Acoustic Guitar (2)
Mark Hallman: Harmony Vocal (2), Acoustic Guitar (2)

Merv Griffin: Host

1. (You Make Me Flee Like) A Natural Woman [G. Goffin, C. King, Jerry Wexler]
2. Go Away Sam [Carole King]
3. One To One [Carole King, Cynthia Weil]

放送: June 30, 1982

 
マーヴ・グリフィン・ショーは、1962-1963年、1965-1986年に放送されたトークショー番組で、マーヴィン・エドワード・グリフィン Jr.(1925-2007)は、ラジオ・パーソナリティー、歌手、映画・ミュージカル俳優を経験したのちにテレビ番組のホストとなった人。

1982年の番組にキャロルが出演、他のゲストはフェミニズムの活動家グロリア・スタイネム(Gloria Steinem), 女優のジェーン・フォンダ(Jane Fonda)、ロレッタ・スウィット(Loretta Swit)、リー・グラント(Lee Grant)だった。まずキャロルが弾き語りで1.「(You Make Me Flee Like) A Natural Woman」を歌った後にインタビューとなる。向かってキャロルの右に座っている女性はグロリア・スタイネムで、左の女性は不鮮明な画質のため不明。キャロルは女性の権利を擁護・主張する他のゲストの人達に賛同して出演することにしたと語っている。彼女のテレビ番組出演は15年ぶりとのこと。またミュージシャンとしてのキャリアと子育ての両立についての質問には、「幸運にも子供の面倒を見てくれる人がいつもいてくれたことが大きい」を答えている。

2.「Go Away Sam」という未発表曲はキャロルのホームページの「Discography - Songs」のリストに同曲が掲載されており、著作権登録は1982年となっている。キャロルはオーヴェイションのアダマス・モデルのギターを抱え、当時キャロルのアルバムのプロデューサーを務めていたマーク・ホールマンと一緒演奏しており、彼はコーラス部分でハーモニーを付けている。カントリー調の曲で、あまりキャロルらしくないので、正式録音されなかったのだろう。未発表曲なので貴重な動画であるが、画質・音質が悪いのが残念。ちなみに当時のコンサート音源でこの曲を演奏しているものがあるそうだ。

最後は 3.「One To One」で、これはキャロルがピアノ伴奏のみで弾き語るという貴重な動画で、ピアノ演奏、歌唱ともに素晴らしい。

最新アルバム「One To One」1982 C15の宣伝のための出演であるが、番組内容を選んで出ているところがキャロルらしい。

[2024年10月作成]


 
The Late Night With David Letterman (1982)  映像    
 
Carole King: Vocal, Piano (1,2,4)
Mark Hallman: Back Vocal, Guitar (1,2), Percussion (4)
Robert McEntee: Back Vocal, Guitar
Richard Hardy: Back Vocal, Sax (1,2)

Paul Shaffer: Organ
Hiram Block: Guitar (1,2,4), Piano (3)
Will Lee: Bass
Steve Jordan: Drums

David Letterman: Host

1. Locomotion [Jerry Goffin, Carole King]
2. One Fine Day [Jerry Goffin, Carole King]
3. Read Between The Lines [Carole King]
4. It's A War [Carole King]


放送: 1982年8月26日 

 
1982年発売のアルバム「One To One」C15のプロモーションのための出演。NBC放送によるトークショー「Late Night With David Letterman」は同年2月から始まった番組で、本映像はその6ヵ月後にあたり、デビッドの顔が若々しい。ハウスバンドのポール・シャファー率いる World's Most Dangerous Bandもギターがハイラム・ブロック (2008没)、ドラムスがスティーブ・ジョーダンという初期のメンバーだ。そして彼らに加えてキャロルのバンドから3人がバックコーラス、ギター、サックスで参加している。

1.「Locomotion」、2.「One Fine Day」はほぼ切れ目のない演奏で、スティーブ・ジョーダンのドラムスの跳ねるようなグルーヴが物凄く、キャロルも煽られてエキサイティングに歌っている。曲間のインタビューでデビッドが握手の力の強さに驚くと、キャロルは「山羊の乳を搾っているからね!」と答えて、アイダホの牧場での生活の話から始まり、無名時代の曲の売り込み、ビートルズによる「Chains」のカバー、リトル・エヴァについて、ドン・カーシュナーのオフィスでの作曲の話などが続く。

3.「Read Between The Lines」ではキャロルは立って歌っていて、ここでは珍しくハイラムがピアノを弾いている。そして最後に前曲と同じくニューアルバムからの 4.「It's A War」を歌う。

キャロルのバンドメンバーによるコーラスおよびハウスバンドの演奏力の高さによりキャロルが乗りに乗っていて、素晴らしいパフォーマンスが楽しめる。

[2024年11月作成]


 
The Late Night With David Letterman (1984)  映像     
 
Carole King: Vocal, Electric Piano (1)
Sherry Goffin: Vocal (2)

Paul Shaffer: Organ (1), Piano (2)
Hiram Block: Piano (1), Guitar (2), Back Chorus (2)
Will Lee: Bass, Back Chorus (2)
Steve Jordan: Drums

David Letterman: Host

1. Speeding Time [Carole King, Jerry Goffin]
2. Keep Your Hands Off My Baby [Jerry Goffin, Carole King]


放送: 1984年2月15日 

 

1983年11月11日発売のアルバム「Speeding Time」C16プロモーションのためのテレビ出演。World's Most Dangerous Bandをバックに2曲演奏した。1.「Speeding Time」でキャロルはエレクトリック・ピアノを弾き、ハイラム・ブロックはピアノを弾いている。司会者デビッドとのトークは、前夫ジェリー・ゴフィンとの共作、アイダホの自宅(3年間電気がなかった)、自ら息子を教えた話(学ぶ喜びに気付かせる)、民主党大統領候補ゲイリー・ハート氏への応援など。

2.「Keep Your Hands Off My Baby」は次女のシェリー・ゴフィンとのデュエットで、リトル・エヴァ1962年全米12位のヒット曲だ(S2参照)。キャロルがこの曲を歌う音源・映像は他にない貴重なもので、娘と楽しそうに歌っているのがいいね。

珍しい曲を歌うお宝映像。

[2024年11月作成]


Demo (Unreleased) (1984-1985)  音源




Carole King: Vocal, Back Vocal
Sherry Goffin (Probablly): Side Vocal, Back Vocal
Robbie Kondor (Probablly): Synthesizer, Programming

1. Do You Remember Me [Carole King, Toni Stern] 1984
2. Show Me [Carole King, Toni Stern] 1984
3. Wall Around My Heart [Carole King, Toni Stern] 1984

注: 年表示は著作権登録年

アルバム「Speeding Time」1983 C16のレヴューで、以下のとおり書いた。

この作品で次作「City Streets」1989 C17まで6年間のお休みとなり、その間はコンサートなどの政治支援活動と家族の世話などに費やされた、音楽活動は1985年の子供向けアニメーション「Care Bear Movie」O5のサウンドトラック、映画「Murphy's Romance」G29 (映画のみでサウンドトラックは未発売)など限定的なものとなる

キャロルのホームページの「Discography」→「Songs」は1958年から現在まで著作権登録された彼女の作品がABC順に列挙されており、その登録年を見てゆくと1984-1988の空白の5年間に約50曲が登録されている事がわかる。共作者別ではジェリー・ゴフィンが約15曲、トニ・スターンが約10曲、その他が2曲で、残りが彼女単独という内訳だ。当時それらの曲を他アーティストが録音した形跡はなく、上述の「Care Bear Movie」O5、「Murphy's Romance」G29 で使用された曲のみが公式発表され、他は未発表のようだ。ちなみに、その間彼女がソロアルバムの制作を企画したか否かは不明。

それらの未発表曲の中でト二・スターンとの共作3曲を聴くことができた。BOK Musicというカリフォルニア州にあった音楽出版社が作成したデモ音源をおさめたCD(製作時期は不明)で、最後の3曲につき「Carole King Unreleased」と表示されている。3曲ともしっかりとした伴奏とバックコーラスがついているが、バックはシンセサイザーと打ち込みと思われれ、サウンド的に「Speeding Time」と似ているのと、サイドボーカルの声質からみてキーボード奏者、編曲家のロビー・コンドウとキャロルの次女シェリー・ゴフィン夫妻で間違いないだろう。

1.「Do You Remember Me」は前述のキャロルのサイトで歌詞がしっかり掲載(他の2曲は「Lyrics Unavailable」と表示)されている。デモテープらしい少し荒っぽい彼女のボーカルと後半のコーラス部分に入るシェリーのサイド・ボーカル、バック・ボーカルが愛らしい。2.「Show Me」も面白い曲で、ここでもコーラスパートでキャロルとシェリーの掛け合いを聞くことができる。3.「Wall Around My Heart」は、「ワーウー」コーラスが入るノスタルジックな感じの曲。この曲はずっと後の1999年にCBSが制作し同年11月7日と10日に放送したミニドラマ「Shake, Rattle and Roll: An American Love Story」に採用され、恋人でバンドメイトの男と別れた女(白人)がプロデューサーとして自立し、友人(黒人)を誘ってThe Emeralds という3人組のガールズ・グループ(シュープリームスを連想させる架空のグループ)を結成させ、売り出して成功するシーンで使われた。シンガーの役はマーシャ・ストークスが演じていたが、実際はシャンテ・ムーアが吹き替えで歌っていて、別途発売された本作のサウンドトラックCDに収録されている。ということで正確には、この曲のみ(時期のずれはあるが)他アーティストに歌われた曲ということになる。

最初に聴いた時は「本物かいな?」と疑ったが、調べてみたらしっかり裏付けが取れた音源で、「Speeding Time」1983 C16と「City Streets」1989 C17の間のミッシング・リンクを埋める存在だ。

[2024年9月作成]

[2024年9月追記]
3.「Wall Around My Heart」は、2002年に元Judy And MaryのボーカリストYUKIが日本語歌詞をつけて「サヨナラダンス」というタイトルで録音していました(アルバム「Prismic」収録)。日本語歌詞をつけたということは、キャロルがそれを許可したということなんですね。


   
Farm Aid (1985)  映像    
 
Carole King: Vocal, Piano

1. Sweet Seasons [Carole King, Toni Stern]
2. Chalice Borealis [Carole King, Rick Sorensen]
3. You've Got A Friend [Carole King]

収録・放送: Memorial Stadium, Champaign Illinois on September 22, 1985

 
ファームエイドはアメリカの家族経営農家への支援資金の調達のために行われたたチャリティー・コンサートで、1985年を初回に毎年開催されている。きっかけは、同年7月に行われたライブエイドにおけるボブ・ディランの「調達したお金の一部がローン支払いに苦しんでいるアメリカの農家のために使われればいいのに」という発言で、ライブエイドと彼の発言に触発されたウィリー・ネルソン、ジョン・メレンキャンプ、ニール・ヤング等がチャリティー・コンサートを企画したもの。当日は56組のアーティストが出演し、その模様は全世界に放送された。出演者が豪華で、ボン・ジョビ、ブライアン・セッツアー、フォリナー、ボニー・レイット、B.B. キング、リッキー・リー・ジョーンズ、ルー・リード、ジョン・フォガティー、ランディ・ニューマン、ニール・ヤング、ジョン・メレンキャンプ、トム・ペティ、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、サミー・ヘイガーとエディ・ヴァン・ヘイレン、ドン・ヘンリー、ビーチ・ボーイズ、ジミー・バフェット、グレン・キャンベル、ジョニー・キャッシュ、ライ・クーダー、ジョン・デンバー、アーロ・ガスリー、ダリル・ホール、エミルー・ハリス、ビリー・ジョエル、クリス・クリストファーソン、ウィリー・ネルソン、ロイ・オービソン、ケニー・ロジャースなど。

キャロルは中盤に登場。出演者が大変多かったため、各アーティストの持ち時間は少なく、キャロルもピアノ弾き語りで3曲のみとなっている。彼女が登場したステージの背後には「Farm Aid」の大きなロゴが描かれた大きな白い幕が降ろされていて、その後ろでは次に出演するアーティストのステージ・セッティングを行っているようだ。

キャロルは白いピアノを弾きながら1.「Sweet Seasons」を歌う。当時の彼女は活動休止期で久しぶりのステージだったが、会場の熱気と歓声に触れて少し興奮気味の歌唱になっている。2.「Chalice Borealis」は当時の夫リック・ソレンセンとの共作で、アルバム「Speeding Time」1983 C16に収録された曲。自伝では 「過去最悪のオリジナル曲が入っている(中略)、自分の実力に達していない。もちろん当時はそう思っていなかったが」と言及されているが、コンサートでこの曲を取り上げた理由は、彼女がステージ上で語ったように、歌詞の内容が農家にとって大切な土壌と水の事についてだったため。そして最後は 3.「You've Got A Friend」。

スタジアムの大観衆を前にした10分間のみのピアノ弾き語りは大変だったと思うが、元気一杯で歌っている。

[2024年12月作成]


VH-1 Guest VJ Show (1986)  映像   
 
Carole King : Host

放送: 1986年1月25日 VH-1

 
音楽TV局VH-1の「Geust VJ Show」はゲストがミュージック・ビデオのDJを務める1時間の番組で、Videoということで「DJ」でなく「VJ」となっているのがミソ。キャロルがホストを務めた1986年1月25日の番組のうち、映画「Murphy's Romance」1985 G29に関する3分20秒の動画を観ることができた。

まず番組のタイトルとともにキャロルによる番組紹介のナレーションから始まり、映画の予告映像と映画の紹介、そしてスタジオで映画のシーンに合わせて音楽を付ける作業の風景が入る。サウンドトラック制作のシーンは貴重だね!次に映画音楽制作についてのキャロルのコメント、主演女優サリー・フィールドのコメントの後、キャロルが主役のエンマにつき、「とても強く自己投影できるキャラクターで、私は彼女のことを音楽で語ることができた」と語っている。そして映画の中で、キャロルの音楽(インストルメンタル)が強いインパクトを与える短いシーンが挿入される。

次にプロデューサーのローラ・ジスキン(Laura Ziskin)が登場してキャロルが端役で出演したことを語った後、エンマの役所手続きでキャロルが受付係として登場するシーンが写り、顔はスクリーンで隠れて見えないが、3行のセリフの声で彼女だと分かる。

この映像を観る限り、キャロルが映画と彼女が付けた音楽の出来栄えに大変満足していたことがわかる。

[2024年10月作成]


Good Morning America (1987)  映像 
 
Carole King : Vocal, Piano
David Hartman : Host

1. 「Love For The First Time」 [Carole King]

 
「グッドモーニング・アメリカ」は1975年から現在まで続くABC放送の朝番組で、キャロルは1987年に出演。当時のキャスターはデビッド・ハートマンで、彼のインタビューの後に1曲歌った。

インタビューは映画「Murphy's Romance」1985 G29に関するもので、インタビューでは端役で出演したこと、演ずること(前回の演技として1984年の子供向け番組「Goldlocks And The Three Bears」1984への出演経験が語られている)そして映画のスコアを書いたことが語られている。そうすると、資料では1987年放送とあったが映画の公開は1985年12月なので 1〜2年間も開きがあることになる。なのでインターネットでは証拠が見つからなかったが、これは1986年の番組である可能性が高い。

ピアノの前に座ったキャロルがインタビューの後に弾き語るのは、映画最後のクレジット・タイトルで流れた1.「Love For The Last Time」だ。映画ではバンドの伴奏付きなので、ここでの弾き語りバージョンはお宝もの。活き活きとしたキャロルのパフォ-マンスはプライベートでの演奏のようで、観ていて大変心地よい。

映画自体はそこそこヒットしたようで興行収入もまあまあだったし、主演のジェームス・ガーナーがアカデミー主演男優賞にノミネートされたが、キャロルが担当した音楽のサウンドトラック盤は何故か発売されず、使用された曲もレコード、CD、配信上で未発表のままになっている。それは1983年のアルバム「Speeding Time」C16から1989年の「City Streets」C17まで6年ものブランクがあったキャロルの当時の音楽シーンにおける立ち位置を象徴しているようだ。

[2024年10月作成]


 
The Tonight Show With Jay Leno (1989)  映像 
 
Carole King: Vocal
Teddy Andreadis: Keyboards, Synthesizer
Rudy Guess: Guitar
Danny Pelfrey: Sax
Unknown: Bass
Jerry Angel: Drums

Jay Leno: Host

1. City Streets [Carole King]

収録・放送: Burbank, California, April 10, 1989

  
「City Streets」1989 C17の発売直前・直後にジェイ・レノのトークショーに出演。当時ザ・レイト・ショーの正式な司会者はジョニー・カーソンだったが、ジェイは代役として出演したもので、彼が正式に同番組のホストに就くのはジョニーが引退した1992年から。撮影が西海岸という地元だったことで彼女のバックバンドが出演。ただしツアーバンド結成前だったらしく、ベーシストのジョン・ハンフリーとパーカッションのブリ・ハワードの姿はない。

[2024年12月作成]


 
The Late Night With David Letterman (1989)  映像  
 
Carole King: Vocal, Guitar
Paul Shaffer: Keyboards, Synthesizer
Rudy Guess: Guitar
Sid McGinnis: Guitar
Will Lee: Bass
Anton Fig: Drums
Michael Brecker: Tenor Sax

David Letterman: Host

1. City Streets [Carole King]

収録・放送: New York, April 21, 1989

「City Streets」1989 C17の発売直後にデビッド・レターマンのトークショーに出演。1.「City Streets」は番組のハウスバンド、The Most Dangerous Bandにギターのルディ・ゲスと、アルバムの録音にも参加していたサックスのマイケル・ブレッカーが、本映像の撮影場所がニューヨークだった事で加わっている。キャロルはエレキギターを弾きながらの歌唱。アルバムを出したばかりのキャロルはやる気満々で、インタビューでもデビットのマシンガン・トークに負けじと応戦している。

キャロルが彼女のバックバンドではなく、番組のハウスバンドと演奏しているのがミソ。

[2024年12月作成]


Arsenio Hall Show (1989)  映像 
 
Carole King: Vocal, Guitar (1)
Robbie Kondor: Piano (2), Keyboards (1), Synthesizer (1)
Teddy Andreadis: Keyboards, Synthesizer
Rudy Guess: Guitar
Danny Pelfrey: Sax (1), Rhythm Guitar (2)
John Humphrey: Bass
Jerry Angel: Drums
Brie Howard: Percussion, Back Vocal (2)
Sherry Goffin: Back Vocal (2)

1. City Streets [Carole King]
2. I Feel The Earth Move [Carole King]


収録・放送: Paramount Studio, Los Angels, before July 13, 1989

 

アーセニオ・ホール(1956- )はコメディアン、司会者で、1988年の映画「Coming To New York (星の王子 ニューヨークに行く)」でエディー・マーフィーの相方役を演じて有名になり、1989年から1994年まで深夜トーク番組「アーセニオ・ホール・ショー」の司会を務めた。キャロルは1989年4月発売のアルバム「City Streets」C17と同年7月から始まるプロモーション・ツアーの宣伝のために同番組に出演した。

まずツアーバンドをバックに1.「City Streets」を熱唱。ここでは彼女はエレキギターを弾きながら歌っている。バックバンドの面子は映像「Going Home」と同じ。続きインタビューでキャロルが「7月13日のロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールを皮切りに各地を回る」と話しており、またベーシストのジョン・ハンフリーが自己のホームページで、「当番組の2日前にバンド加入のオーディションを受けた」と述べていることから、本映像の撮影日は1989年7月12日以前の6月〜7月と推定される。映画「Murphy's Romance」1985 G29 出演の話、ニューアルバムやツアーに関するインタビューの後に、ハウスバンドのドラムをバックに2人が即興のラップを披露する珍場面がある。そして最後に2.「I Feel The Earth Move」を熱唱。


[2024年12月作成]
 
The Late Night With David Letterman (1989)  映像 
 
Carole King: Vocal, Guitar
Paul Shaffer: Keyboards, Synthesizer
Rudy Guess: Guitar
Sid McGinnis: Guitar
Will Lee: Bass
Anton Fig: Drums
Danny Pelfrey, Brie Howard, Sherry Goffin: Back Vocal

David Letterman: Host

1. Lovelight [Carole King]

収録・放送:  New York, November 21, 1989

1989年のデビッド・レターマンのトークショー2回目の出演。当初観た時は1回目と同じ収録かと思っていたが、よく観ると出演者の服装が違っていたので、当該番組の1989年出演者リストをチェックしたところ、11月21日の収録・放送であることが判明した。この日はニューヨークのビーコン・シアターにおけるコンサートの翌日にあたり、キャロルとバンドがニューヨークに滞在していた関係で番組への出演になったものと思われる。

バックは前回と同じハウスバンド+ルディ・ゲスであるが、それに加えてキャロルのバンドから、次女のシェリー・ゴフィン、パーカッションのブリ・ハワードおよびサックス奏者のダニー・プルフレイがバックコーラスで参加している。

1.「Lovelight」は、「City Streets」1989 C17 収録の打ち込み主体のサウンドに対し、ここではバンドによる生演奏であるが、「The World's Most Dangerous Band」の肩書きの通りばっちりこなしているのは流石だ。

[2024年12月作成]


  
Rock And Roll Hall Of Fame Induction (1990)  映像 
 
Carole King: Vocal
James Taylor: Vocal
Unknown: Others

1. Will You Love Me Tomorrow [Gerry Goffin, Carole King]

収録: Waldorf-Astoria Hotel, New York NY on January 17, 1990

 
「ロックンロールの殿堂」はオハイオ州クリーブランドにある博物館で、アトランティック・レコード創始者で当時会長だったアーメット・アーティガン(1923-2006) によって1983年設立された財団によって運営されている。その活動のひとつとして1986年から始まった、毎年5〜10名のアーティストに対する殿堂入りセレモニーがある。キャロルは2021年にパフォーマーとして殿堂入りを果たしたが、実はそれ以前の1990年に別の殿堂入りをしている。本映像はその時のもの。

その時はGerry Goffin & Carole King という作曲家チームとしてで、受賞部門も音楽界の舞台裏で働く人々を対象とした「Non-Peformer Award」だった(この賞はアーメットの没後、彼を称えて「アーメット・アーティガン賞」に改名された)。授与式では著名アーティストが授与者としてスピーチを行い、受賞者はお礼の言葉を述べた後に1曲歌うのが慣例で、キャロルは1. 「Will You Love Me Tomorrow」を歌った。当時はこの手のセレモニーを正式録画して営利目的でテレビ放送・配信したり、映像を売るという概念がなかったため、映像は記録用としてスタッフによるハンディ・カメラで撮影されている。そのため手振れが激しく、ほとんどがキャロルのアップのみという内容になっているが、作為性がない分、生々しさを感じるものだ。

保存を前提としていないので、リハーサルなど十分にやっているとは思えず、大変荒っぽい演奏なんだけど、キャロルの喜びに満ちた飾り気のない歌唱は見応えある。そしてマイクを持つ手しか映っていないデュエット相手の男性は、その声と彼女の「ジェイムス、あなた(歌って)よ」という掛け声からジェイムス・テイラーであることがわかる。キャロルのキーなので、高くて苦労して歌っているね。ちなみに彼は同日のセレモニーで殿堂入りしたサイモン・アンド・ガーファンクルの授与者としてスピーチをしている。キャロルの横で歌っている(口パク?)人は、彼女への授与者としてスピーチをしたベン E.キング。そして後ろに見える女性はプラターズの女性歌手だったゾラ・テイラー(Zola Taylor)だそうだ(当該映像のYouTube投稿に対するコメントより)。そして映像の最後にキャロルの横にいる男はジェリー・ゴフィンと思われる。

この手のセレモニーが商業化される前の時代に撮られた、とても面白い映像。

[2025年7月作成]


10th Anniversary Special On Letterman (1992)  映像
 
Bob Dylan: Vocal, Guitar

The World's Most Dangerous Band
Paul Shaffer: Keyboards
Sid McGinnis: Guitar
Will Lee: Bass
Anton Fig: Drums

Carole King: Piano, Back Vocal
Steve Vai: Guitar
Chrissie Hynde: Guitar, Back Vocal
Jim Keltner: Drums

J. B. Horn (Maceo Parker, Fred Wesley, Pee Wee Ellis): Horns
Jim Horn, Edger Winter: Sax
Doc Severinsen: Trumpet
Nanci Griffith, Emmylou Harris, Mavis Staple, Rosanne Cash, Michelle Shocked: Back Vocal

Bruce Kapler: Horns Arragement
David Letterman: Host

1. Like A Rolling Stone [Bob Dylan]


収録: Radio City Music Hall, New York, NY on January 18, 1992
放送: Febuary 6,1992

2015年にレイト・ショウを降板したデビッド・レターマンは、その後はNetflixなどの番組に出ていたが、近年はYoutubeやFacebookからの発信に注力しているようだ。過去に番組出演したゲスト達のエピソードを当時の映像を観ながら語るもので、2024年12月の投稿は、1992年ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで行われた番組10周年記念ショーに出演したボブ・ディランの奇妙(Bizarre)なパフォ−マンスについてだった。

ここでの1.「Like A Rolling Stone」は、大編成のオールスター・バンドをバックにしたディランが奇妙な歌い方をしており、その背景についてデビッドは以下(要約)のように述べている。

ディランは番組への出演に同意したが、このようなバックが付くとは思っていなかったようだ。乗り気でなかった彼は、その気持ちを独特な方法で表現したのだ。本当に奇妙なんだけど、それは彼が私たちに送ったメッセージであり、彼なりに私たちを楽しませようとしたんだと思う。

この曲をこんな大編成で演奏するのは、いかにもイベントのための余興っぽい。それに対する不満・抗議の意をこめてあんな不明瞭な歌い方をするディランも凄いね。それに対してバックの人達は、彼に対する敬意を込めて一生懸命演奏していて、その齟齬が凄い。キャロルが弾くピアノの音がはっきり聞こえるのがいいね。特にイントロ部分では彼女が演奏する姿がアップで写っている。その他では、エンディングでシャウトするメイヴィス・ステイプルが目立っている。

ディランとキャロルの共演はこれだけでなく、後1995年のイギリス、アイルランドのコンサートの映像・音源が残っている。

[2025年6月作成]
 

 
The Late Night With David Letterman (1993)  映像  
 
Carole King: Vocal
Rudy Guess: Guitar, Back Vocal
Sherry Goffin: Back Vocal

[The World's Most Dangerous Band]
Paul Shaffer: Keyboards, Synthesizer
Sid McGinnis: Electric Guitar, Back Vocal
Will Lee: Bass, Back Vocal
Anton Fig: Drums

David Letterman: Host

1. Hold Out For Love [Carole King]

収録・放送: NBC Studios, New York, NY on April 9, 1993

 
映像の資料には収録・放送日の記載がなかったが、epguides.com の「Late Night with David Letterman (a Guest Stars & Air Dates Guide)」によると、1993年4月9日にキャロル出演の記録があった。

3月16日に発売されたアルバム「Colour Of Your Dreams」1993 C18のプローモーションのためで、ホストのデビッドがアルバムを手にしながらキャロルを紹介する。当時はCDの販売が始まって間もない頃で、そのサイズがレコードに比べて小さすぎるとのことで、より目立つよう(あるいは万引き防止のため?)、長方形の紙ケースに入れて売っていた記憶があるが、彼はその長方形のスリーブケースを手にしており、なんか懐かしいね。

メンバーは番組のハウスバンドと、キャロル側からルディ・ゲスと当時彼女のバックで歌っていた次女のシェリー・ゴフィンが参加。キャロルは中央に立って歌う。アルバムではスラッシュが弾いていたギターソロは、ここではルディが担当。バックボーカルが多くいるので、サビの部分の合唱は迫力があっていいね。ヴィジュアル面では、長髪のウィル・リーがいつもと異なり髪を後ろに束ねているため、雰囲気が違って見えるのが面白い。時間の関係からか3分40秒ほどで終わってしまうのが残念だね。

[2025年6月作成]


The Late Show With David Letterman (1994)  映像  
 
Carole King: Vocal
Slash: Electric Guitar
Rudy Guess: Guitar, Back Vocal
Danny Pelfrey: Electric Guitar, Back Vocal
Linda Lawley (Probably): Back Vocal

[Paul Shaffer And The CBS Orchestra]
Paul Shaffer: Keyboards, Synthesizer
Felicia Collins: Acoustic Guitar, Back Vocal
Alan Chez: Trumpet
Bruce Kapler: Sax
Will Lee: Bass, Back Vocal
Anton Fig: Drums

David Letterman: Host

1. I Feel The Earth Move [Carole King]
2. The Locomotion [Gerry Goffin, Carole King]

収録・放送: Ed Sullivan Theater, New York, NY on September 24, 1994

 
1993年デビッド・レターマンはNBCからCBSに移り、新たに「The Late Night With David Letterman」という名前の番組を始めた。ポール・シャファー率いるハウスバンドも一緒に移籍して、命名権の関係で名前を「ポール・シャファーとCBSオーケストラ」に改名した。キャロルは1994年に発売された「In Concert」C19 E4のCD、ビデオの宣伝のため、9月27日の番組に出演。

バックバンドは、キャロルのバンドと番組のハウスバンドの混成部隊に「In Concert」C19 E4の目玉だったスラッシュがリードギターで参加している。キャロルはステージのセンターに立って激しく踊りながら歌い、スラッシュは向かってその左隣りでいつもの独特の恰好でレスポールを弾く。その背後には左からベースのウィル・リー、キャロルのバンドでリズムギターとサックス、バック・ボーカルを担当しているダニー・ペルフリー、身体を揺らしながらアコースティック・ギターを弾くフェリシア・コリンズ、そしてキーボードに向かうポール・シャファーがいる。さらにその後ろにドラムスのアントン・フィグとホーンセクションの二人(トランペットのアラン・チェズとサックスのポール・カプラー)が見える。そして少し離れた右手にキャロルの音楽パートナーであるルディ・ゲス(ギター)と女性のバック・ボーカリスト。アップの画像がないので、誰か正確に断定できないが、背格好からダニーの奥さんでキャロル・バンドのバックボーカルをしていたリンダ・ローレイで間違いないだろう。

エレキギター3台、ホーンセクション付きという大編成のため、かなりハードでソリッドなサウンドになっていて、踊りながら歌うキャロルは少し悪乗り気味。1.「I Feel The Earth Move」でのスラッシュの参加は「In Concert」C19 E4になかったもので、ここだけという貴重なショットになっている。ファースト・ヴァースとコーラス、そしてスラッシュのギターソロのあとにキーアップしてメドレーで 2.「The Locomotion」に移る。スラッシュがかっこいいギターソロを弾き、バンドに対しエンディングの指示を出すキャロルのシャウトもバッチリ決まっている。

ギンギンにロックするキャロルを拝むことができる派手なパフォーマンスだ。

[2025年6月作成]


Live! With Regis And Kathie Lee, Blood Brothers (1994)  映像 
 





[Live! With Regis And Kathie Lee]
Carole King: Vocal, Piano (1-5)
Joseph Baker: Piano (6,7) Vocal (6,7)
Kathie Lee: Vocal (2,4), Harmony Vocal (4, 5), Host
Regis Philbun: Vocal (5), Host
Philip Lehl: Vocal (6,7)
Kelly Butler: Vocal (6,7)

1. I Feel The Earth Move (extract)
2. So Far Away (extract)
3. It's Too Late (extract)
4. Will You Love Me Tomorrow (extract)
5. You've Got A Friend (extract)

6. Bright New Day [Willy Russell] (extract)
7. Tell Me It's Not True [Willy Russell] (extract)


[Blood Borthers Reviewer's Reel]
Carole King: Vocal
Adrian Zmed: Vocal (8,9)
Philip Lehl: Vocal (9)
Ric Ryder: Vocal (9)
The Company: Vocal (9)

8. Easy Terms [Willy Russell] (extract)
9. Tell Me It's Not True [Willy Russell] (extract)

写真: Playbill(月刊誌) 1994年(写真下 左上の顔写真がキャロル)

収録: New York, 1994

 

「ライブ! レジス・アンド・キャシー・リー」は、テレビ司会者、コメディアン、俳優、歌手のレジス・フィルビン(Regis Philbin 1931-2020)とテレビ司会者、歌手、ソングライター、女優、作家のキャスリン・リー・ギフォード(Kathryn Lee Gifford 1953- )により1988年から2000年まで続いたトークショーで、1994年の番組にキャロルが登場した。

紹介を受けた彼女はピアノの前に座り、まずニューアルバム「In Concert」1994 C19の宣伝をしてから、傍らに立つホストの二人と話しながら代表曲のさわりを弾き語る。1.「I Feel The Earth Move」はファースト・ヴァースの途中までで、質問に対しヘミングウェイの小説「誰がために鐘は鳴る」1904にインスパイアされて作曲したと答えている。2. 「So Far Away」もファースト・ヴァースの途中までで、途中から歌手でもあるキャシーが歌に加わり、最初はユニゾン、最後はハーモニーを付ける。 レジスのリクエストによる 3.「It's Too Late」はコーラス部分の一部。キャシーのリクエスト 4.「Will You Love Me Tomorrow」はファースト・ヴァースのみで、キャシーがハーモニーを付ける他に一人で歌う部分もある。「コマーシャルを挟んで、その後にBlood Brothersの話を聞くとして」とレジスが促して、皆で5.「You've Got A Friend」を歌う。各曲ともほんの少しの演奏だけど、和気あいあいとした雰囲気が心地良い。

後半はキャロルが同年4月から12月末まで主演したミュージカル「Blood Brothers」(於 ニューヨーク・ブロードウェイ The Music Box Theater)でのプロモーションとなる。これはイギリス人のウィリー・ラッセルが書いたミュージカルで、1983年ロンドンが初演。二卵性双生児が引き離され、一人は裕福な家庭で市会議員となり、もう一人は貧しい家庭に育って犯罪者になり精神を病む。7歳の時二人は偶然出会って、兄弟であることを知らないまま友人となるが、その後生活格差が大きくなり、しかも二人が一人の女性に恋したことで友情に亀裂が入り、周りの人々の思惑にも翻弄され、最後は撃たれて二人とも死んでしまうという悲劇的なストーリーだ。キャロルは地方巡業に出たペトゥラ・クラークに代わって主演のジョンストン夫人(双子の母親)を演じた。自伝によると、週8回公演を9ヵ月続けるというスケジュールで、子供の頃に観たブロードウェイの舞台に立てるという夢を叶えることができたが、肉体よりも精神の限界に挑む過酷な経験だったという。

キャロル以外の出演者は、双子の息子の一人で貧しい家庭に育ったミッキー役のフィリップ・レアル、娘役のケリー・バトラー、音楽監督のジョセフ・ベイカーで、ジョセフのピアノ伴奏で全員が歌い、ところどころでキャロルが一人で歌う。メドレーで歌われる 6.「Bright New Day」は第1幕の最後の曲。 7.「Tell Me It's Not True」は冒頭で兄弟の遺体を前に出演者皆が歌う大事な曲で、この後物語は回想に入ってゆく。

なおキャロルはオリジナル・キャストでないため、正式な録音はない。その代わりに演劇雑誌Playbillがマスコミによるニュースなどのために制作したと思われる「Reviewer's Reel」という映像が残っており、そこで彼女がステージで歌うシーンの断片を観ることができる。キャロル演じるジョンストン夫人が歌う8.「Easy Terms」は、後半に語り手(Narrator)のアドリアン・ゼムドが加わる。9.「Tell Me It's Not True」は、キャロルが兄弟の遺体を前にキャストと一緒に歌う。面白いのはその後で、キャロルの後に主演を務めた歌手のヘレン・レディがキャロルと全く同じシーンで歌う映像も入っていて、両者を比べる楽しみがあることだ。

ミュージカルとしてかなりの成功を収めた作品で、断片的ではあるが、主役を務めたキャロルのパフォーマンスの片鱗を窺い観ることができる。

[2025年6月作成]


 
The Rosie O'Donnel Show (1997)  映像 
 
1. You've Got A Friend [Carole King]

Carole King: Vocal, Piano
Sherry Goffin: Vocal
Rosie O'Donnel: Vocal
Rudy Guess: Acoustic Guitar
Unknown: Sax, Electric Guitar, Bass, Drums

放送: 1997年


アイルランド系アメリカ人でコメディアン、女優、司会者のロージー・オドネル(1962- ニューヨーク州生まれ)は、当初スタンドアップ・コメディアンとして売り出し、クラブからテレビに進出。女優としてはキャロルが「Now And Forever」C18を歌った 「A Legue Of Their Own (プリティー・リーグ)」1992でデビューし、トム・ハンクスとメグ・ライアンの「Sleepless In Seattle (巡り逢えたら)」1993などに出演した。人気絶頂の彼女が1996年から2002年まで司会を務めたのがザ・ロージー・オドネル・ショーだ。

1.「You've Got A Friend」はキャロルの弾き語りから始まる。そしてセカンド・ヴァースに入る前に次女のシェリーを呼び入れて、セカンド・ヴァースを彼女が歌う。コーラスは二人のハーモニーの予定だったが、緊張気味のシェリーが入りそびれて、キャロルの低音のハーモニー・ヴォイスだけで始まってしまう。しかし状況を察知した彼女はすぐにメロディーに転じて歌い続ける。そして次の入り目から二人のハーモニー・ボーカルになる。そして最後のコーラスの前に演奏が中断され、今度は司会者のロージーが呼ばれ、3人による合唱、そしてその時点でバックバンドが演奏に加わる。彼らはショーのハウスバンドと思われるが、誰かは不明。ただ左端に立ってアコースティック・ギターを弾く人物はキャロルのバンドのギタリスト、ルディー・ゲスのようだ。

エンディングではシェリーの緊張も解け、歌う3人の気持ちの昂ぶりが伝わってくる。そして曲が終わった時のスタジオ・オーディエンスの熱狂ぶりと、魂が解き放たれた3人の表情が感動的。

[2025年8月作成]


 
The Reason Promotion Video [Celine Dion](1997)  映像 
 
1. The Reason [Carole King, Mark Hudson, Greg Wells] (Offical Music Video)
2. The Reason [Carole King, Mark Hudson, Greg Wells] (Studio Sessions)

Celine Dion: Vocal, Back Vocal
Carole King: Back Vocal

George Martin : Arranger, Producer
  

1997年のセリーヌ・ディオンのアルバム「Let's Talk About Love」G35に収められたキャロルの曲「The Reason」のプロモーション・ビデオは2種類存在する。

「オフィシャル・ミュージックビデオ」(4分9秒)は、歌入れのスタジオ風景をバックに曲が流れる。「スタジオ・セッションズ」(7分43秒)は、ジョージ、セリーヌ、キャロルのスタジオ内での会話、二人によるボーカル・リハーサル、セリーヌの吹き込み本番シーンなどをたっぶり観ることができるお宝ものだ。

なお同アルバムに収録された「Immortality」(ビージーズ参加)、「Tell Him」(バーバラ・ストレイサンド参加)や他の曲についても同様のプロモ・ビデオがある。

[2025年8月作成]


 
Anyone At All Promo(1999)  映像 
 
Carole King: Vocal, Back Vocal, Piano
Robbie Kondor: Additional Keyboards
Mike Fisher: Percussion
Louise Goffin: Back Vocal

1. Anyone At All [Carole King, Carole Bayer Sager, Arr: Robbie Kondor]

From: Music From The Motion Picture "You've Got Mail" starring Tom Hanks and Meg Ryan, directed by Nora Ephron
 

トム・ハンクスとメグ・ライアン主演の映画「You've Got Mail」1998 (ノーラ・エフロン監督 O11参照)の主題歌をキャロルが歌い、そのプロモーション・ビデオが製作された。

トム・ハンクスが経営する大手ブック・チェーンストアの児童書売り場のセットで、子供達を相手にキャロルが絵本を読み聞かせるように歌う。その間に映画のシーンが挿入され、アルバムのクレジットには表示がないストリングスの演奏風景も一瞬入る。

なお映像の最後に「1999 Atlantic Recording Corp」の著作権表示がある。

[2025年11月作成]


  
Good Morning America (1999)  映像  
 
1. Good Morning America
2. I Feel The Earth Move [Carole King]
3. You Can Do Anything [Carole King, Carole Bayer Sager, Lenny "Babyface" Edmonds]
4. Chains [Gerry Goffin, Carole King] (Fade Out)

Carole King: Vocal, Piano (3)
Robbie Kondor: Piano (1,2,4), Keyboards (3)
Ruddy Guess: Guitar, Back Vocal
Unknown: Guitar
Unknown: Guitar
Unknown: Bass
Unknown: Drums
Bashiri Johnson: Percussion
Unknown: Trumpet
Unknown: Sax

Sherry Goffin: Back Vocal
Unknown: Back Vocal

Diane Sawyer, Charles Gibson, Tony Perkins: Anchoir

放送: Good Morning America (ABC) on October 13, 1999 at Times Square Studios, New York NY

 
グッド・モーニング・アメリカはABC放送の朝番組で、1999年の司会者はダイアン・ソウヤー、チャールズ・ギブソン、それと天気予報担当のトニー・パーキンス。10月13日(水)の番組に、翌日マディソン・スクウェア・ガーデンでPeople Magagineが主催する25周年記念のチャリティー・コンサート「Carole King, Making Music With Friends」を行うキャロル・キングが出演した。

8時30分、番組はキャロルが「Good Morning America, Good Morning」と歌う、30秒足らずのゴスペル調の即興曲から始まる。スタジオからはガラス越しにブロードウェイの通りが見え、スタジオ内外にはオーディエンスが群がっている。インタビューでは翌日のコンサートについての後、アルバム「Tapestry」1971 C3の話になり、キャロルは 2.「I Feel The Earth Move」は地震の歌ではなく、アーネスト・ヘミングウェイの小説「誰がために鐘が鳴る」の「When you love somebody, you feel the earth move」という言葉からインスパイアされたと語っている。

バックバンドは、翌日のコンサートで演奏するメンバーと思われるが、資料がないので私が顔を知っている人達のみ上記のとおり記載した。3.「You Can Do Anything」は、人前で演奏するのが初めてとのことで、後2021年に発売されるアルバム「Love Makes The Wolrd」C20に収められた。このアルバムは1998年から2001年にかけて少しづつ制作されたそうなので、本番組の時点ではこの曲は既に録音されていたものと推測される。これのみキャロルがピアノを弾きながら歌う。

4.「Chains」は番組の終わりに演奏される。キャロルとバンド、司会者達全員がサングラスをかけ、キャロルは天気予報担当のトニー・パーキンスと並んで楽しそうに歌う。トニーは歌っているようだが、オフマイクになっているので声は聞こえない。画面の時刻が8時55分を表示しているところで、放送時間のため1分10秒ちょっとでフェイドアウトしてしまうのが残念。

キャロルが人前にあまり出ていない時期の映像。

[2025年10月作成]


Earth Day Rally, Washington D.C.  (2000)  映像  
 
1. Time Gone By
2. You've Got A Friend
3. I Feel The Earth Move

Carole King: Vocal, Acouctic Guitar (1), Piano (2,3)
James Taylor: Acoustic Guitar (2), Vocal (2)
David Crosby: Vocal (2)
Rudy Guess: Acoustic Guitar (1,3), Back Vocal (1)
Phil Alden Robinson: Acoustic Guitar (1,3), Back Vocal (1)

放送: April 22, 2000 at National Mall, Washington D.C.  

アースデイは環境問題への意識を高めるために米国で毎年行われるイベントで、1970年ネルソン上院議員が大学生が参加しやすい4月22日(期末試験の前)に開催したのが初め。その後ボランティア活動、教育プログラム、集会などのイベントが毎年各地で行われるようになった。2000年は30周年ということで、ワシントンD.C.のナショナル・モールで記念イベントが開かれ、そこにキャロルが出演し、その模様が政治専門のケーブルテレビC-SPAN (Cable-Satellite Public Affairs Network)で生放送された。

合衆国議会議事堂を背景としたオープンステージで、俳優・声優のエド・ベグリーJr.の紹介でギターを持ったキャロルが登場。北ロッキー地方の森林保護活動についてのスピーチを行い、1.「Time Gone By」(アルバム「Touch The Sky」1979収録)を演奏する。アコースティック・ギターを弾きながらバック・コーラスを担当する2人の男性は、キャロルの相棒ルディ・ゲスと、「Field Of Dreams」(1989 ケヴィン・コスナー主演)や「Sneakers」(1992 ロバート・レッドフォード主演)等の映画監督として有名なフィル・アルデン・ロビンソンだ。

次にデビッド・クロスビーとジェイムス・テイラーが出てきて 2.「You've Got A Friend」を歌う。キャロルはヤマハ製のポータブル電子ピアノを弾き、デビッドはジャンパーのポケットに手を突っ込んだ格好で歌う。音質に配慮したステージ設定でなうため歌いにくそう。コーラスパートでは3人がハーモニーを効かせ、セカンド・ヴァースでジェイムスがリードをとり、ブリッジの前半はキャロル、後半はデビッド、そしてエンディングはキャロルとジェイムスが代わり替わりに歌う。最後はルディーとフィルが再登場して3.「I Feel The Earth Move」を歌って終わる。

1.については状態の良い映像があるが、他の2曲についてはビデオテープの状態が悪く、音質の酷いものでしか観ることができていない。いつか良質の映像を観てみたいものだ。

[2026年3月作成]

[2026年3月追記]
キャロルのステージの後、ジェイムス・テイラーがソロで3曲歌っています。彼のディスコグラフィーをご覧ください。
リンク → 「James Taylor: Earth Day Rally」


 
The Rosie O'Donnel Show (2000)  映像 
 
1. Oh, No Not My Baby [Gerry Goffin, Carole King]

Carole King: Vocal, Piano 

放送: November 14, 2000

 
彼女一人による弾き語りの映像で、それ以外のシーンはないけど、資料には「The Rosie O'Donnel Show 2000」となっていた。キャロルが着ている赤いセーターから季節的に秋か冬と思われること、米国テレビ番組のデータベース・サイト「IMDb」に2000年11月14日の同番組に彼女が出演したという記録があるため、上記のとおり特定した。

1.「Oh, No Not My Baby」は間奏のない3分弱の短い演奏時間だったけど、優しく表情豊かに歌っていてとてもいい感じ。翌2001年9月に発売されるアルバム「Love Makes The World」C20に弾き語りによるスタジオ録音が収められた。このアルバムは前作から8年後に自己のレーベルから発売されていて、レコード会社の契約にしばられずに、自由な環境のなかで長い時間をかけて制作したものらしい。そういう意味で、この曲も番組放送時にはスタジオでの録音が済んでいたんじゃないかな?


[2025年8月作成]


 
GAP Commercial "My First Love"  with Louise Goffin (2001)  映像 
   
1. So Far Away [Carole King]
2. Love Makes The World [Carole King, Dave Schommer, Sam Hollander]

Carole King: Vocal (2), Piano
Louise Goffin: Vocal (1)

Pail Hunter: Director

放送開始: 2001年9月9日

ギャップは1969年創業のアメリカの衣料品店で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコ。企画・生産の製造部門と専門店での販売部門が一体化した業態が特徴。日本には1994年に進出し、各地に店舗を展開する他にオンラインショップにも力を入れている。

同社は2001年秋のキャンペーン「My First Love」としてキャロル出演のCMを制作した。スタジオのセットの中で白いピアノを弾くキャロルと長女のルイーズ・ゴフィンが歌う。30秒のうち最初の17秒はルイーズが、アルバム「Tapestry」1971 C3の「So Far Away」をキャロルの伴奏で歌う。残りはキャロルが新アルバムのタイトル曲「Love Makes The World」2001 C20を弾き語り、その中でルイーズがカメラに向かって「My first love, my mom」と語りかける。

30秒の中に母娘の魅力が濃縮されている。

[2026年6月作成]


 
Johnny Mercer Award (with James Taylor) (2002)  映像 
 
Carole King : Vocal, Piano
James Taylor : Vocal, Guitar
Bob Mathes: Piano, Musical Director
Michael Landou: Electric Guitar
Bashiri Johnson: Percussion
Others Unknown

1. You Can Do Anything [Carole King, Carole Bayer Sager, Babyface]
2. You've Got A Friend [Carole King]

2002年6月13日 Sheraton New York Hotel & Towers にて収録
 

1969年に設立された The National Academy of Popular Musicは、大いなる功績を残した作詞・作曲家を毎年表彰している。そのSongwriters Hall Of Fameのセレモニーは近年ショーアップ化され、2002年授賞式のディナー・チケットは1人750ドル(収益は同協会の教育プログラムのための資金に充当されたとのこと)、そしてその模様は10月、ケーブルTV・ネットワークのBravoにより放送された。当日表彰された人は、アシュフォード・アンド・シンプソン、バリー・マニロウ、スティング、スティーヴィー・ワンダー、ガース・ブルックス、マイケル・ジャクソン(彼は当夜欠席)等だった。

キャロル・キングは、その中でも最も栄誉あるジョニー・メルシエ・アワードを受賞、セレモニーの最後に登場した。まず2001年発売の最新アルバム「Love Make The World」C20から1.「You Can Do Anything」を歌い、次にスクリーンに衛星放送によるJTの映像(当日は西海岸にいたためとのこと)が現れ、「さあやってみようぜ!」と言って2.「You've Got A Friend」を始め、途中からキャロルのピアノが加わる。JTの「君の番だよ」の掛け声に続いてセカンドヴァースはキャロルが歌い、バンドが加わる。メンバーはわからないが、映像からマイケル・ランドウ(E. ギター)、バシリ・ジョンソン(パーカッション)等の顔が見える。エンドクレジットの音楽監督からピアノがボブ・マテスであることがわかった。彼女が「Call Out My Name Loud」と歌う一節では、JTがすかさず「Carole !」と返して、観客の笑いを誘う。ブリッジのJTとキャロルの掛け合いの後、最後は会場全員によるシンガロングになる。ここでJTの映像は消え、キャロルはピアノから離れ、当夜のゲストがステージに上がり、フィナーレだ。エンディングの「You've Got A Friend」のリフではスティーヴィー・ワンダーの声が目立ち、そしてヴァレリー・シンプソンがキャロルと肩を組んで歌い、お終いとなる。

他にライザ・ミネリ、ニコラス・アッシュフォード、ブライアン・マックナイト(キャロルと一緒に一瞬だけ歌う)、スティング、バリー・マニロウ、ランディー・ニューマン、ガース・ブルックス等の姿が見える。

衛星放送による遠隔地共演という、人工的ながらも面白いアイデアによるパフォーマンスであるが、それなりに雰囲気があり、何度観ても飽きない。それは、何よりもキャロル・キングという1人の人間の魅力に負うものが大きいと思う。

注: 本記事は、 以前書いたジェイムス・テイラー・ディスコグラフィー「その他断片(映像・音源) 2000年代」の記事を一部修正したものです。

[2026年6月作成]


 
NBC News, Today (2002)  映像 
 
Carole King: Vocal, Piano (4,5)
Robbie Kondor: Piano (1,2,3)
Ruddy Guess: Guitar
Gary Burr (Probably): Guitar
Unknown : Drums
Unknown: Bass
Louise Goffin: Back Vocal
Unknown: Back Vocal
Unknown: Back Vocal

1. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (Gerry Goffin, Carole King, Jerry Wexler)
2. I Feel The Earth Move (Carole King)
3. You Can Do Anything (Carole King, Carole Bayer Sager, Babyface)
4. It's Too Late (Carole King, Toni Stern)
5. Where You Lead (Carole King, Toni Stern)

2002年8月2日 Rockfeller Center, New York, NYにて収録

NBC放送朝のニュース番組のなか、ニューヨーク 5番街のロックフェラー・センターで行われた毎週金曜日の野外コンサート・シリーズに登場。

最初にキャロルの40年のキャリア振り返りということで、「In Concert」 1994 E4のライブ映像、ブリル・ビルディング時代の映像やキャロルのインタビューの断片が、ナレーションのバックで流れる。

ライブは 1.「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」からスタート。 5番街の車通りを背景としたステージで、バックでピアノを弾く男はその容貌からロビー・コンドウ、そしてバックコーラスに当時キャロルと行動を共にしていた長女のルイーズ・ゴフィンの姿が見える。二人のギタリストの一人は常連のルディ・ゲスで、もうひとりは恐らく後のLiving Room Tourにも同行するナッシュヴィルのギタリスト、シンガー・ソングライターのゲイリー・バーと思われる。他のベース、ドラムス、バックコーラス(黒人男女二人)は誰か不明。時間の関係で、曲はファースト・ヴァースとコーラスが終わった所でエンディングに移り1分半弱で終わり、間を置かずに始まる 2.「I Feel The Earth Move」も途中の間奏部分をカットした演奏。

新曲 3.「You Can Do Anything」の後、キャロルはピアノを弾きながら4.「It's Too Late」を歌ったようだが、これは私が当初観た映像にはなく、別の映像で40秒ほどの断片のみ観ることができた。もしかしたら、テレビのコマーシャルの間に演ったものかもしれない。そして最後はテレビドラマ「Gilmore Girls」 向けに歌詞を改変した 5.「Where You Lead」。

明るい朝の陽ざしのもと、広場のオーディエンスに囲まれてという独特なシチュエーションの中でのパフォーマンス。

[2026年6月作成]


The Caroline Rhea Show (2002)  映像  
 
Carole King: Vocal, Piano (2)
Robbie Kondor: Piano
Ruddy Guess: Guitar
Unknown : Drums
Unknown: Bass
Louise Goffin: Back Vocal
Unknown: Back Vocal
Unknown: Back Vocal 

1. Where You Lead (Carole King, Toni Stern)
2. Safe Again (Carole King)

2002年9月4日 Studio 8-G, Rockfeller Center, New York, NYにて収録

「キャロライン・レア・ショー」は、「ロージー・オドネル・ショー」の後継として2004年9月2日から始まった昼のトークショーだったが、あまり人気が出ず、2003年5月21日に1シーズンのみで放送終了となり、「エレン・デジェネレス・ショー」などに切り替わった。キャロルはその放送開始の最初の週に出演した。

バックバンドは1ヵ月前の「NBC News Today」とほぼ同じメンバーで、1.「Where You Lead」も同じ感じの演奏。新アルバム「Love Makes The World」2001 C20に入っていた2.「Safe Again」について、私が観れたのは番組でのキャロル一人によるピアノ弾き語りの映像にアルバムの音を被せたもので、しかも某ファミリーのプライベート・ショットを随所に挿入した企画用に加工したものだった。映像のエンド・クレジットにVideoは当該番組のものであることが明記されていたため分かった次第。ということで実際に観れたのは音無しの映像の一部分のみということになるが、本記事にあえて掲載した。いつか音付きで観てみたいもんだ。

[2026年6月作成]